シャツの首周りが大きいと喉元に隙間ができて、どこか自信なさげでルーズな雰囲気を与えてしまいます。逆に小さすぎるサイズ、特に袖丈が短いと、スーツの袖口から1・5cmをのぞかせることができませんので、全体の印象にも締まりがなくなってしまいます。最近のシャツは、型紙が体のカーブに合わせて作られていたり、素材に伸縮素材が混紡されていたりと従来にない工夫がなされていて、サイズが合えばすっきり着こなすことができます。ですから、ぜひあなたもジャストサイズのシャツを選んでください。それでは、そのシャツのサイズを選ぶポイントについてお伝えしましょう。シャツのサイズで重要なのは、首まわりと袖丈です。たいていのシャツは、(41−83cm)など、ネックサイズ」と「桁丈」で表示されています。たまにM・Lなどで表示されている場合もありますが、同じMサイズでも、メーカーによって微妙に大きさが異なります。「ふだんMサイズのシャツを着ているからMでいいだろう」と決めてかからないで、店員さんに確認することをお薦めします。首周りのジャストサイズは「実寸+2cm」と覚えておいてください。ゆったりとしたシャツがお好きな方でもゆとりが3cm以上になると、襟まわりがだらしなく見えるだけでなく、胴体部分の身幅が大きすぎてしまうことがありますのでお薦めできません。逆に2cm未満の余裕では、首に食い込むような状態になってしまいます。
イヤリングの石や口紅はその赤とおそろいにして、ほんの少し見え隠れする白のブラウスが、一層ジャケットの色を引き立ててくれるように思える。布が豪華だから、当然お助け色の黒も合う。赤はちょっとね、という方(多いでしょうね、私もだもん)は黒にして、スカートはタフタなどの黒いスカート、またはパンツ。無難になりがちだなあ、と思ったら鮮やかなピンクのオーガンジースカーフをボリュームたっぷりに巻き付けたり、金のアクセサリーをポイントにしたり、でひと味違える工夫をする。黒のジャケットにリボンチェックの赤を主にしたシルクタフタのスカート、フレアーだったり、細かいピンタックのギャザーだったりしても素敵。これは少し若さに(見た目でも)自信のある人用の組み合わせ、私には無理だけどね。
独立したタイ(フランス式にクラブ。ツトとも呼ばれていた)が用いられるに及んで、今日的なスーツの基本的構成要素、すなわち、上着+ズボン+ヴェスト十シャツ+タイという構成要素からなるスーツのシステムが誕生するわけである。もちろん、それぞれの形もシルエットも今日とは似ても似つかぬものである。ズボンはまだ足首までの長さではないし、上着は膝丈までの、長いものである。襟もまだついていない。ヴェストだって、丈は長いし、長袖だったりする。しかし、この衣服のシステムが、とにもかくにも、「短胴着+半ズボン、+マント」の時代に決別を告げる画期的なシステムになったわけである。以降、西洋のメンズ・ファッションの歴史は、この基本システムを洗練していく方向で展開される。それまでの時代にはとことんまで過剰だった装飾や誇張、雄クジャクばりの身体のショウーアップが、これ以降、影をひそめていく点、チャールズニ世による衣服改革はやはりひとつの革命的なできごとだったと評価してもよいかもしれない。