健康食品であるグルコサミンが軟骨の損傷や変性を改善するメカニズムは、およそ次のように考えられています。まず、関節軟骨は軟骨細胞と、その間を埋めるマトリックスで構成されています。マトリックスとは、細胞と細胞の問を埋める結合組織のことです。軟骨の場合では、60〜80パーセントを占める水分のほか、繊維状タンパク質のコラーゲン、タンパク質と糖分でできたプロテオグリカンがマトリックスの主成分です。この軟骨細胞、水分、コラーゲン、プロテオグリカンの4つには、それぞれ重要な役利があります。4つバランスよく組み合わされることで、軟骨は問題を抱えることなく正常に機能できるのです。この4つの要素の「重要な役割」とは、次のようなものです。最初の「軟骨細胞」は、マトリックスの中のコラーゲンやプロテオグリカンを生産する工場です。滑膜を通してグルコサミンやアミノ酸、糖などの栄養素を取り込み、それを素材にコラーゲンやプロテオグリカンを合成しています。同時に、軟骨細胞は古くなって質の低下したコラーゲンやプロテオグリカンを酵素で分解しています。つまり、軟骨内の成分バランスを一定に保つように働いているわけで、その意味では軟骨の中の司令塔のような存在と言っていいかもしれません。軟骨細胞は生涯を通じて変性を続けますが、20歳代後半を過ぎて骨格の成長が止まると、細胞分裂がほとんどしなくなります。言い換えれば、一度失ってしまった軟骨細胞は、取り返しようがないのです。そして、軟骨細胞の量が減れば、コラーゲンやプロテオグリカンを合成する能力も、著しく低下してしまいます。
(参考情報)
健康食品のサントリーウエルネス
http://www.suntory-kenko.com/
サントリーのグルコサミン
http://www.suntory-kenko.com/supplement/main/43341/